二見
二見とは、伊勢市二見町のことを指し、水族館「伊勢シーパラダイス」や名所「夫婦岩」、テーマパーク「伊勢安土桃山文化村」等がある。
伊勢シーパラダイス
正式名称は「伊勢夫婦岩ふれあい水族館シーパラダイス」と長いが、略称「伊勢シーパラダイス」で呼ばれることが多い。かつては「二見シーパラダイス」だったが、2015年に運営会社が変り、2016年に改名された。
なお、撮影時点では「二見」のために、看板などが現在と異なっているので注意。
水槽内からダイバーが子供達とジャンケンをして、上位数名には景品を配っていた。
館内は意外なほど小さく、そして子供向けに少々くだけた説明書きが多くてフレンドリーであり、他の水族館と比べると雰囲気が違う。
ツメナシカワウソと言う、爪がないカワウソと筒を通して素手(?)を触ることができる。たまに威嚇なのか挨拶なのか牙を向いていた。
イルカの手ビレを触らしてもらえたり、イルカとキャッチボールできるイベント等もあった。
園外の水槽で「トドタイム」と言うショーが催されていた。タダで見れる唯一のイベント(多分)。水槽内のみのイベントだと思ったら、いきなり一匹が外に出てきて観客はビックリ。巨体を前足(ヒレ?)だけで支えられるとは強靱。
中庭みたいな所で催される、セイウチのショーが凄い。かなり芸達者で、両手ビレをパチパチと拍手したり、観客の目の前で転げ回ったりして、巨体で潰されないだろうかと思うほど。アザラシも参戦してアッカンベー。この水族館は、アッカンベーが好きだ。
総評すると、他で見た水族館の中では、最も小規模で魚類も少なかったが、それを十二分に補って余りあるのは、海獣類の多さとイベントの豊富さは、大型水族館に引けを取らないと思う。アシカやイルカは、どこの水族館でも観られるが、セイウチやトドのショーは、ココで始めて観た。
伊勢夫婦岩ショッピングプラザ
シーパラダイスと併設されている、お土産や食事処。以前は「二見プラザ」だったが、シーパラダイスと同様で運営会社の変更に伴い、2016年に改名。
海鮮類がとても豊富。シーパラダイスよりもプラザの方の敷地が広い様に思えて、販促に力を注いでいるような気がする。
夫婦岩
夫婦岩と言う名称は全国各地にあるようだが、ここが最も有名な1つのようだ。
説明書きによると、時期によっては岩の間から日の出が拝められるようで、さらに天気が良いと遠く富士山も見えるとか。近くには二見興玉神社がある。
伊勢安土桃山文化村
安土桃山時代をターゲットとした歴史テーマパーク。以前は「伊勢戦国時代村」だったが、運営会社の変更に伴い2008年に改名された。なお、撮影時は萩本欽一が名誉村長を務めていたが、現在は辞任している。
お盆休みに行った為に、あちこちでイベントをやっていた。観客も混ざって「水掛けソーラン」なる踊りをしていた。
「安土城」が建っており、説明によると「時代考証に基づき原寸大で再現」と書いてあるが、中を入ってみると鉄筋コンクリート施設に外観だけ被してあるようで、さらに城とは関係ないモノばかりでガッカリ。
総評すると、史実に基づく内容では無く、あくまでも「時代劇っぽい味付けがしてあるテーマパーク」と言った方が良いだろうか。子供連れなら楽しめると思うが、個人的には馴染め難い施設だった。